2011年05月03日

藤棚とクマバチ

今年の大型連休、いかがお過ごしでございましょうか?
被災地ではまだまだ復旧作業も続いており、原発も予断を許さない状況ですが、連休は思いのほか人の出も多く、徐々に活気は取り戻しつつあるようです。

さて話は変わりますが、先日、境内藤棚の手入れを致しました。
ここは、今までは植樹祭用の苗木置き場に丁度よく、藤棚がうまく苗の日よけになっていたのでした。
しかしながら、参道敷石や祓の社・龍蛇神の社と境内もいろいろ整っていく昨今、ちょうど初夏の季節という事もあり、訪れる参拝者にも藤の花を楽しんでもらおうと、思い切って藤棚周辺の整理をしたのでした。

藤棚.jpg

下の落ち葉も掃いて下草も狩り、すっきりです。
(苗木は祖霊舎横の苗場にお引越ししました。お手伝いありがとうございました)

藤の花ももう咲き始めています。
今年はきれいな藤が楽しめるなぁ、と思っていたのも束の間、視界をぶんぶん横切る黒い影が…。

そう、クマバチです。

藤というと、つきものなのがこのクマバチ。
ずんぐりした黒くて大きな体と、あの耳元に響くぶんぶんいう音。
歩いていると、どこまでも追跡してきます。

でも大丈夫。
クマバチって、実はものすっごく温厚なハチだって知ってました?
あの巨体を見かけたり、不吉な羽音が聞こえた瞬間、つい身構えて逃げ出したくなってしまいますが、クマバチのオスには、針はついていないのです。
なので刺されることはありません。

クマバチはハナバチ。
花の蜜を好んで食しますが、その中でも大好きなのがこの藤の花。
この季節、大好きな藤の花に集まりながら、メスがやってくるのを待って低空でブーンとホバリングしている姿が見かけられます。
(これがまた怖いのですが…)
そして、クマバチの特徴として、とりあえず動いているものを追跡していくという習性があります。
でもこれは決して怒っていたり狙っていたりしているわけではなく、単にメスかどうかを見定めているだけなんです。
もう、ほんとどこまでもついてきます(笑)

もし藤棚の近くを歩いていて、なんかデカいハチがついて来るなと思ったら、彼女募集中のクマバチの男の子(?)である場合がほとんどですので、優しく激励してあげてください(笑)
決して刺したりしませんので。

ただし、メスには注意。
温厚なクマバチでも、メスは毒針を持ってます。
知らず知らずに巣に近づいていたり、驚かしたりすると刺してくる場合があります。
ただ、毒素もかなり弱いので、痛いだけで大事に至ることは滅多にありませんが。

ちなみに、クマバチってこれの事です↓
Kumabachi1.jpg
(「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より)

それからもう一つ注意点。
地方によっては、スズメバチの事を「くまんばち」と呼んだりする地方もあるそうです。
神社の崇敬者の方の中でも、「くまんばちに刺された!」という人がいて「ええ!? 刺すんですか!?」と思いましたが、スズメバチの事でした(いやいや、もっと危険ですが)

ご周知のとおり、スズメバチは大変危険なハチです↓
顔も見るからに凶悪そうです。
いくら「いづもさんがクマバチは刺さないって言ってたよ」といっても、これは全く別物なので、ご注意くださいね。
2010-11-29 09.38.54.jpg
(写真は「自然原理主義・自然観察の部屋」より)

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posted by いづもさん at 16:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
クマバチと藤棚の話しは、とても面白かったです。
クマバチの雄は、刺さないということは知りませんでした。
勉強になりました。
ありがとうございました。
Posted by みのわさん at 2011年05月08日 18:15
>みのわさん さん
コメントありがとうございます。
そうですね、クマバチは刺さないとはどこかで耳にしてはいましたが、記事にもあるように「刺された!」という人もいて、どっちなのだろう? と思っていたら、こういうことでした。
やっぱりわからない事はすぐ調べるに限りますね

またいつでもお越しください
Posted by いづもさん at 2011年05月10日 15:44
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